離島のハンディを逆手 ドローン物流 実証実験

離島のハンディを逆手 ドローン物流 実証実験

離島という地理的なハンディがあるにもかかわらず、瀬戸内には地域のブランド力や独自の技術力を生かして存在感を示す企業がある。不利な条件を逆手にとり、地域課題を解決するための先端的な取り組みも始まった。「SETOUCHI」発の産業が、全国のモデルケースになる可能性も秘めている。
本土と離島、離島と離島をつなぐツールとしてドローン(小型無人機)活用への動きが進む。1月29日、瀬戸大橋たもとの下津井漁港(岡山県倉敷市)から沖合4キロの六口島(同)へ自動飛行で手紙を搬送する社会実験が行われた。手紙をくくり付けた小型の機体は、2世帯6人が暮らす島に向けて約40分かけて無事に飛行した。
仕掛け役は「岡山県倉敷市水島地域への航空宇宙産業クラスターの実現に向けた研究会」(MASC)だ。2017年にロケット打ち上げを目指して瀬戸内エンジニアリング(倉敷市)などの有志で発足し、現在は35社が加盟。軍用機を生産していた三菱重工業水島航空機製作所から発展した歴史と技術力を生かし、専用ドローンの開発を狙う。
ドローンに目を付けたのは、近隣の島民からの「かかりつけの病院から薬が届くようになれば」との一言。倉敷でのドローン物流の実証実験は地元の中小企業を主体とした珍しい取り組みだ。
西日本豪雨で被害を受けた真備町地区に今月11日、MASCの会員企業が操縦士教習所を開設。将来は充電が可能なステーションの整備を見据える。5月には水島コンビナートにあるプラントの点検に活用する実証実験を予定しており、ドローンの撮影映像を活用した仮想現実(VR)の観光体験、防災への活用などもプランに挙がる。
一連の取り組みは「瀬戸内『弁天』プロジェクト2025」と命名。かつて交易を担った「弁財船」と七福神の弁財天に由来する。桐野宏司理事長は「島々を本土と同じ生活圏にしたい。物流は20年中にも商業ベースに乗せたい」と話す。
MASCではドローン物流が実現すれば、25年度に瀬戸内海に面する9県44市町村のエリアで37億円の市場規模になると試算。観光関連への波及効果なども含めると、産業創出効果は173億円に上るとしている。
総務省の人口推計によると、18年10月1日時点の外国人を含む総人口は中国5県が前年比0.6%減、四国4県も0.8%減だった。人口減は国全体(0.21%)を上回るペースで加速。少子高齢化や過疎化など地方が抱える諸問題を乗り越えるための先手は、他の地域の大きな手本になる。
小豆島には、地域のブランド力を生かし成長を続ける企業がある。オリーブ栽培、加工品製造を手掛ける井上誠耕園(香川県小豆島町)の19年5月期の売上高は約79億円と、1997年の法人設立以来22期連続の増収となる見通し。同社は約170万人の顧客名簿を持ち、ほぼすべて通信販売で売っている。事業モデルの出発点は「6人のお遍路さん」だ。
平成が始まった89年、社長は母親が宅配便の伝票を整理しているのを見かけた。お遍路で小豆島に来た人に、自宅の風呂を使ってもらったことがある。その時の人が一宿一飯の恩義で、家業として栽培していたミカンを買ってくれた。
たった6人のお遍路さんから始まったミカンの直販は、口コミで広がり280人に増えた。社長はこの顧客を大事にしようと手紙を書き、細々と作っていたオリーブ製品も薦めた。九州の企業から通販事業の顧客管理や製品PRの手法を学び、通販事業を発展させた。「都会では同じことができない。小豆島だからできたことだ」と社長は言い切る。
誰もが知る大企業ではない。それでも6人から始まった顧客名簿が約170万人まで増えたのは、国産オリーブの発祥の地として島民が築き上げてきた小豆島のブランド力が助けてくれたからだ。
島が持つ力が会社を育てる。だからこそ「島に1千億円の企業グループを作るんだ」と、大きな夢を幹部・従業員と共有して前に進む。地理的な弱点をものともしない姿勢が、ビジネスの新たな潮流を生む。
瀬戸内にはキラリと光る技術を持つ「世界レベル」の知られざる企業も多く存在する。スポーツ用手袋メーカーのハシセン(香川県東かがわ市)は、オーダーメード製品でプロゴルファーの活躍を後押しする。一流アスリートの要望を形にして応えるのは、職人の経験と手仕事だ。
選手によってゴルフグローブの素材やフィット感など好みが異なる。裁断から縫製まで、長年経験を積んだ職人が担う。
特に天然皮革は生地の伸縮性に個体差があり、革の部位によっても伸び率が異なる。生地を切り抜く際、均等な伸縮性をもたせるのは職人の技がものをいう。フィット感を左右する縫製を支えるのも職人だ。指先の感触を頼りに、縫う場所を決める。寸分の狂いもなく作業は進む。オーダーメード品を1人で作れるのは一日で20個ほどだ。
現在は在宅勤務も含めて3人が縫製業務を担当する。縫い目の幅を均等にそろえることで張力を均一にしてムラのないフィット感を実現し、アスリートの技術を支える。

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