まずは少し浮くバイク 空飛ぶドローン開発

まずは少し浮くバイク 空飛ぶドローン開発

耳栓が必要なほどの大きな音と共に機体が宙に浮く。

ハンドルを握った運転手の操作で機体はその場で1回転。

10メートルほどを移動し、無事に離陸した地点まで戻った。

ドローンなどを開発するA.L.I.テクノロジーズ(東京・港)はバイク型の浮く乗り物「ホバーバイク」の試験機を公開した。

2020年にも販売を始める計画で、実用化に向けた開発を進める。
A.L.I.の小松周平会長は「日本でも空飛ぶモビリティーの開発が進んでいることを世界にアピールしたい」と話す。

試験機は全長2メートル、幅1・5メートルほどの大きさ。

前後に2台のエンジンを積み、それぞれが1枚のプロペラを回して下に推進力を生み、10センチメートルほど機体を浮かせている。

レーザーで周囲との位置関係を捉える技術などを使い、衝突を回避する機能を備えるという。

A.L.I.は16年の設立。

ドローン点検などの事業を進めつつ、17年からホバーバイクの開発に乗り出した。

「空飛ぶクルマの実用化には時間がかかるため、まずは少し浮くバイクを浸透させる」(小松会長)という。

砂漠や水上など悪路の上を移動できるため、中東や東南アジアなど新興国を中心に需要を見込む。

国内では土砂災害や水害時などの活用も想定する。

当初100台を販売するホバーバイク「スピーダー」の限定モデルは、受注を5月にもインターネット上で始め、20年後半にも引き渡せるようにする計画という。

価格は8万ドル(880万円)~12万ドルを想定する。国内では空飛ぶクルマを巡って法整備の議論が始まった段階で、「ナンバープレートをつけて公道を走れるよう国土交通省や警察庁と話し合いを進めている」(小松会長)としている。

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