ドローン開発の自律制御シ研 上場初日にストップ安 IPO株の軟調目立つ

ドローン開発の自律制御シ研 上場初日にストップ安 IPO株の軟調目立つ

新規株式公開(IPO)市場に逆風が吹いている。

東証マザーズに21日上場した産業向け小型無人機(ドローン)開発の自律制御システム研究所は株価が制限値幅の下限(ストップ安水準)まで急落。ほかのIPO株も軟調な値動きが目立っており、日本株相場の下落によって個人の投資余力が弱まっている。

自律制御シ研は公開価格を17%下回る2830円で初値をつけた。

終日売りが途切れず、ストップ安水準の2330円まで下げる場面があった。

自律制御シ研の2019年3月期は売上高が8億300万円と前期比2・2倍に拡大するが、最終損益は1億5000万円の赤字の見通し。

先行投資負担が重く赤字が続いている。

同社の太田裕朗社長は上場後の記者会見で「市況が大変厳しい状況ではあるが、産業向けドローンの成長性が評価してもらえるよう努力していく」と述べた。

ドローンや人工知能(AI)など先端技術を手がける新興企業は高い成長期待から個人の人気を集めてきた。だが自律制御シ研のように赤字で上場する企業も多い。

足元の相場の下落で「業績の安定感を求める個人が増え、成長期待だけでは買われにくくなっている」(ネット証券)。

上場初日のストップ安は12月に入り2件目。

11日に東証マザーズに上場したピアラは初値が公開価格を上回ったが、取引終了にかけて急速に売り込まれストップ安水準まで下げた。

過去1年以内のIPO銘柄の値動きを示す「QUICK IPOインデックス(加重平均)」は12万4000台。

6月15日の今年のピーク(17万6268)から3割下落している。

21日は自律制御シ研を含め東証マザーズに4銘柄が新規上場したが、軟調な値動きが目立った。

同日上場したポート株は売り注文が膨らみ、上場初日は売り気配のまま取引が成立しなかった。

テノ・ホールディングス株は公開価格を25%上回る初値をつけたが、その後は売りに押された。

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