ドローン で「スマート農業」へ 人手不足と効率化の切り札

ドローン で「スマート農業」へ 人手不足と効率化の切り札

農業は担い手の高齢化が進み、人手の確保が深刻な課題だ。大規模農家の多い北海道では、農作物の生育や管理の負担が年々増している。省力化と作業効率化の切り札として、ドローンなど先端機器の導入が進みつつある。
農業用資材の販売を手がけるセイカン(札幌市)は、ドローンを活用し農業支援などに取り組むドローン・ジャパン(東京・千代田)などと連携し、ドローンを活用して農作物の生育状況などを管理するサービスを2018年から始めた。ドローンの下部に特殊なカメラを搭載して農地を撮影。特定の波長を捉え、葉の活性度や光合成の量を検出する。
稲作で化学肥料を使わない無農薬米などは生育状況にムラが出やすいが、画像データを解析することで効率良く肥料をまけるようにする。提供するサービスでは撮影後すぐに大まかな結果をパソコンなどに表示できるようにした。順次、時系列での比較や解析などサービスの幅を広げていく。
農業経営を担う次世代の人材に最先端の技術を体験させ生産性向上について考えてもらおうと、北海道岩見沢農業高校(岩見沢市)は農業用機械を販売するヤンマーアグリジャパン北海道支社(江別市)とIT(情報技術)を用いた水稲の栽培実験に取り組む。18年7月に特殊カメラを積んだドローンを飛ばして稲の生育状況を把握し、データを踏まえて追肥などを行った。収穫後は収穫量や品質に与える影響をまとめる。

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