アサヒ商会 ドローン使い巡回・輸送 システム販売 ゴルフ場管理のノウハウ活用

アサヒ商会 ドローン使い巡回・輸送 システム販売 ゴルフ場管理のノウハウ活用


給油所経営のアサヒ商会(北海道函館市)はドローン(小型無人機)を使った巡回・輸送システムの販売に乗り出す。農場や建設現場の監視、荷物の運搬などにドローンを活用してもらう。運営するゴルフ場の管理にドローンを使ってきたノウハウを生かし、新たな収益源に育成する。
 新たなシステムは2018年中に営業活動を開始。初年度の売り上げは1億円を見込む。
 巡回システムはドローンと操縦装置、カメラ、タブレット端末がセット。ドローンの飛行経路や高度、速度をタブレット端末の地図上に設定すると、ボタン操作で自動的に飛ぶ仕組みだ。ドローンに搭載したカメラで撮影したデータを受信すれば、遠隔地の様子を即時に把握できる。飛行経路や高度などの設定作業は同社が請け負う。
 農場やキャンプ場の巡回・管理のほか、橋梁などのインフラや建設中のビルの監視での利用を見込む。価格は100万円弱で、初年度は10セットの販売を目指す。
 輸送システムはドローンと操縦装置、カメラ、荷物の投下装置で構成。重さ200グラム以下の荷物の運搬が可能で、弁当など軽量の荷物の配達を想定している。ドローンは搭載カメラの映像を見ながら操作し、目的地に到着すると高度約50センチから荷物を落とす。価格は100万円強で、初年度は100セットの販売を見込む。
 ドローンビジネス市場は拡大している。調査会社のインプレス(東京・千代田)によると、17年度の国内ドローンビジネス市場は16年度比4割増の503億円だった。ドローンを使ったサービスは多様化しており、市場規模は24年度に3711億円に達する見通しだ。
 アサヒ商会は2年前からドローンを活用。巡回システムはゴルフ場の芝生の生育状況や病害虫被害の有無などの確認に使っている。以前の人手による巡回は18ホールで4時間程度かかっていたが、ドローンは30分ほどで済む。輸送システムはゴルフ場利用者に軽食を届けるのに利用しており、「出来たてを提供できるため、客の反応は上々」(斉藤豪常務)という。
 同社は1945年に創業。北海道内でゴルフ場4カ所、全国で給油所51カ所を運営する。17年12月期の売上高は203億円だった。

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