ドローンで避難誘導実験 新宿で区や損保ジャパンなど

ドローンで避難誘導実験 新宿で区や損保ジャパンなど

損害保険ジャパン日本興亜や東京都新宿区は15日、新宿でドローン(小型無人機)を活用した災害対応の実証実験を実施する。3地点でドローンを飛ばして上空から現場の状況を把握するとともに、機体に搭載したスピーカーが避難情報を発信できるかを確認する。情報収集と避難者誘導の効果的なノウハウを確立し、他地域へも広げる考えだ。
ドローンを避難誘導に活用する取り組みは珍しい。実験に取り組むのは、SOMPOリスクマネジメント、システム開発の理経、工学院大学を含む5団体。新宿に立地する企業や商店街、教育機関などで災害に強いまちづくりに取り組む「新宿駅周辺防災対策協議会」のメンバーだ。
ドローンは新宿西口の新宿中央公園内のほか、公園北側と東口で1機ずつ飛行させる。工学院大学などに設置した本部のモニターでドローンが撮影した映像を確認する。
本部からは公園で飛ぶドローンに搭載したスピーカーで音声を発信。「電車が動いたので新宿駅に向かってください」などと公園に待機している同大の学生に呼びかけ、きちんと聞き取れるか確かめる。
ドローンの飛行は損保ジャパンが担う。同社はドローンを使った損害調査も実施している。高層ビルが林立する新宿では風や飛び交う電波の影響で映像や音声が届きにくいこともあり、高度な飛行技術が必要だという。日本語のほか、中国語や英語、韓国語で録音した音声を聞き取れるかも試す予定だ。
同日に協議会が実施する防災訓練の本部ともドローンで得られた情報を共有する。5団体は今後も実験を重ね、ドローンを使った災害対応法を他地域でも生かせるよう検証を続ける。

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