愛媛伊方原発の防災訓練 複数のドローン活用

愛媛伊方原発の防災訓練 複数のドローン活用

四国電力伊方原子力発電所の事故を想定した原子力防災訓練が12日、愛媛県伊方町などで行われ、地元住民や関係80機関の担当者ら約8千人が参加した。今回は西予市、大洲市は災害復旧に専念するため、訓練に参加しなかった。

震度6強の地震により3号機の原子炉格納容器が破損し、放射性物質が放出したと想定。住民の避難・誘導▽緊急時の通信連絡やモニタリング▽医療活動▽災害広報-など10項目の訓練を行った。

地震発生により原子炉は自動停止し、災害対策本部が設置された県庁では中村時広知事ら約40人が集まり、テレビ会議システムで関係機関や自治体と協議。現地からはドローンによる避難ルートの映像が伝送され、情報が共有されていることなどを確認した。

さらに発電所から、原子炉の冷却ができない状況が伝わると、住民が避難を開始。伊方地域では、自家用車などで一時集結所に集まった住民がバスで松前町へ移動する訓練や、屋内待避訓練などを実施した。

同町三崎地区では、フェリーや海上保安庁の巡視船で約50人が大分県に避難した。八幡浜市の大島の住民の海路避難訓練は、波が高いため中止となった。

また、複数のドローン運用では、有人ヘリとの衝突を回避するため、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と連携した飛行訓練も行われた。

中村知事は、松前公園(松前町)での避難所運営訓練を視察した後、「避難訓練に終わりはない。新たな課題を行うことで、更なる充実を繰り返していくことが重要だ」と話した。

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