夜間や暗闇に対応したドローン撮影とAI映像解析

夜間や暗闇に対応したドローン撮影とAI映像解析

トライポッドワークスは、映像認識AIを用いた映像解析サービスの強化を図り、ドローン撮影や夜間映像の解析にも応じられるサービスを展開する。新サービスでは、肉眼では何も見えない暗闇でも、個体識別や動体解析、色の認識や動画撮影が可能になり、昼夜を問わない設備点検、セキュリティ、災害対応などのサービスが可能になる。

AIはNTTコムウェア、ドローンはイームズロボティックス、カメラはキヤノン

映像認識AIはNTTコムウェアが提供する「Deeptector」を採用。ドローンはイームズロボティックス社と連携して行う。

夜間の撮影には、キヤノンの超高感度カメラ「CANON ME20F-SH」を使用して、目視ができない星明りの暗闇でも、可視光映像の撮影を実現する(最低被写体照度0.0005ルクス以下/ISO感度400万相当)。

トライポッドワークスはこれまで、建設/農業/保育などの分野で、「映像情報を基軸としたIoTサービス事業」を推進してきた。とくに建設業界では、工事進捗を短縮して確認できるタイムラプス(微速度撮影)映像が撮影できるスマートビデオモニタリングシステム「ViewCamStation」を全国の工事現場で提供している。

また、2017年からの福島イノベーションコースト構想では、東北大学、SJCとともに、中山間地域の農業振興のための新ICTとして、「自然と共生した高付加価値営農モデル」の開発で農業向けのサービスにも取り組み、定点カメラで個別識別や動体解析を中心としたサービスを展開してきた。

今回はこうしたサービスをドローンや超高感度カメラを用いて、広大な敷地や夜間作業などの幅広い利用ニーズに応えるべく拡張する。

トライポッドワークスによれば、サービス領域拡大の背景の一つとして、畜産分野の課題を挙げている。畜産で最も手間がかかるのは頭数管理で、従来は人が高台などに登り、目視で確認を行い、管理頭数と実際のカウントが1頭でも異なると全ての牛の認証番号を確認していた。牧場は広大なため、業務負担は大きく、かつ何度も行うことが現実的ではないため、細かな放牧管理ができずにいるという課題があった。

この対策として、ドローンを導入した上空からの確認は、非常に有効とされていたものの、上空からの動物向けAIの学習データが存在しないため、頭数カウント、個体識別までの活用には至っていない。また、目視で行えない夜間の家畜管理もハードルとなってたという。

空からの映像解析業務は、今行われている以上に多岐にわたり、、夜間時の高速道路上の危険物点検やセキュリティ上の人物検知、災害時の避難所での人数カウントなども想定される。トライポッドワークスでは、ユーザーごとにヒアリングしながら、サービスを企画して提供していくとしている。

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