大地震、豪雨…災害時に活躍する派遣隊「TEC-FORCE」とは?

大地震、豪雨…災害時に活躍する派遣隊「TEC-FORCE」とは?

秋元才加とJOYがパーソナリティを務め、生活に身近な情報や政府の取り組みをわかりやすく伝えるTOKYO FMの番組「秋元才加とJOYのWeekly Japan!!」。10月27日(土)の放送では、国土交通省・水管理国土保全局災害対策室長の小島優さんに、「TEC-FORCE(テックフォース)」について教えてもらいました。

【写真を見る】SNSを通じた“子どもの犯罪被害”を学ぶ、秋元才加、JOY

TEC-FORCEとは、国土交通省の「緊急災害対策派遣隊」のこと。TECは、Technical Emergency Control(テクニカル・エマージェンシー・コントロール)の略語で、“緊急事態が発生したときに技術的な支援をおこなう部隊”という意味です。

TEC-FORCEの主な活動内容は、被災状況の迅速な把握や被害の発生・拡大の防止、被災地の早期復旧などで、地震や大雨、台風などの大規模な災害が発生した場合や発生するおそれがある場合に、地方公共団体の要請に基づいて派遣されます。

小島さんによると、TEC-FORCEの隊員は、国土交通省の地方整備局などの職員を中心に9,663名(2018年4月時点)が指名されており、災害の規模に応じて全国から被災地に出動するのだとか。今年で創設10周年を迎えたTEC-FORCEは、これまでに、東日本大震災や熊本地震、九州北部豪雨、北海道胆振東部地震など、90の災害に、延べ7万人を超える隊員を派遣して被災地の早期復旧にあたってきたと小島さんは言います。

ひとたび自然災害が発生すると、山が崩れたり、川が氾濫したり、道路が寸断されることもあります。そうした危険に晒されたときに現地に入り、人命救助や捜索活動をするのは自衛隊や警察、消防です。小島さんによると、TEC-FORCEはそれらの活動が迅速におこなわれるように、被災地の山や川、道路の被災状況を迅速に把握し、ガレキや土砂などで塞がれた道路を切りひらいたり、崩れた土砂を撤去したり、市街地に溜まった水を排水したりするそうです。
さらに、大規模な自然災害が起こった直後は、「2次災害の防止も重要な任務」と小島さんは言います。市町村や自衛隊、警察、消防に速やかに技術的な助言をおこない、住民や捜索活動をしている人たちが適切に避難して、2次災害に遭わないようにするための支援もおこなっているそうです。

小島さんによれば、TEC-FORCEは、さまざまな災害対策用の機材を保有しているとか。具体的には、上空から被災状況を把握するためのヘリコプター、高い山やビルで電波が遮断されても通信ができる装置を搭載した衛星通信車、遠隔操作できる重機や排水ポンプ車、さらにはドローンなどです。これらの機材を適切に活用し、被災状況の迅速な把握と被害拡大の防止や早期復旧に役立てているそうです。

そして、TEC-FORCEの隊員は緊急事態に迅速且つ的確に対応するために、普段は道路や河川、ダム、港、空港などのインフラの整備や維持管理の業務をしていると小島さん。続けて、「職員はインフラに関するプロフェッショナルで、日頃の現場での業務が、知識を蓄え技術を磨く場になっていて、現場で活動できる力、“現場力”を有している」と自信をみなぎらせます。

今年も多くの自然災害が発生し、気候変動に伴い水害や土砂災害の頻発が懸念されているほか、南海トラフ巨大地震や首都直下地震はいつ起きてもおかしくないと言われています。そんな状況だけに、小島さんは「TEC-FORCEの隊員が訓練や研修を積み重ねることで、これまで培ってきた高い技術力と豊富な経験を十分に活かし、“現場力”を向上させることができるよう取り組みたい」と述べていました。

TEC-FORCEという部隊や、その取り組みを今回初めて知ったというJOYと秋元。JOYは、「日本全国でいろいろな自然災害が起きているから、TEC-FORCEの力は大きな助けになる。TEC-FORCEの存在をしっかりと知っておかなくてはいけない」と痛感した様子。秋元も「(自然災害時に陰で支えている)TEC-FORCEという存在がいるんだということを、この機会に多くの人に知ってもらいたい」と話していました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。