ドローンとAIで点検、ワールドリンク、ダム・橋梁など対象。

スタートアップのワールドリンク&カンパニー(京都市)はドローンの空撮技術と金沢大学が開発した人工知能(AI)を組み合わせたインフラ点検サービスに乗り出す。AIで映像を解析し、橋や鉄塔など構造物の亀裂の有無など傷みの程度を自動判定する。2019年春までに事業化し、深刻な人手不足に悩む建設業などから年間100件の受注を目指す。
新サービスはダムや橋梁などインフラ設備のほか、ビルなどの点検に活用する。ドローンに搭載した1億画素の高性能カメラで傷の有無を確認する。別の赤外線カメラで構造物の表面を撮影し、画像データをクラウドにあげる。
それらを防災などが専門の金沢大学、藤生慎助教らが開発したAIで解析する。従来のAIはどの程度深刻な損傷なのかを判定できなかった。1億画素の高性能カメラは20メートルの距離から0・1ミリメートルの傷を判別できる。傷が深いほど周囲と比べ温度が低くなるため赤外線カメラで亀裂の深刻度が測定可能だ。AIはデータを基にこうした異常を検知し、傷の程度や危険度を判定する。
ワールド社によると従来は判定に1カ所で約1千枚以上の損傷写真が要る場合もあるという。今回は高度な解析が可能で画像も数枚程度に削減できるとしている。点検時間の短縮や省人化にもつながる。橋梁のチェックは撮影から画像データの判定まで7時間ほどで、作業員が現場で目視する点検に比べて大幅に削減できる。

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